おかえり。長眠から醒めた食器。

蔵から出てきた漆器。多分100年くらいは経っているはず。使える状態じゃなかったので福井の漆器専門店に直してもらった。素晴らしい復活ぶりに感動。

おかえり、美しい食器。
おかえり、美しい食器。

費用は¥7000くらいだった。迅速、丁寧な対応で嬉しかった。蓋の古い模様や色付けにも気を遣ってくださった。まだまだ蔵に痛んだ漆器類が眠っている。少しずつでも、いつか全部使えるようにしてあげたい。こういう素晴らしい日本の技術を継承していくには、まず客が受注し続けなければ。

 

しかし、恥ずかしながら3ヶ月も修復にかかるとは知らなかった。そして理想的な乾燥状態で使うには、6ヶ月から1年かかるとは。でもこうして使えば100年保つのだから3ヶ月くらいのお別れは短いもの。

 

出来上がって返送されてから約半年経った今。広島だし、穴子のチラシ寿司かなんかを入れて楽しむのもいいな。そんな日が待ち遠しい。